大阪・上海友好都市20周年記念 1994年

日中友好「文化の船」

忘れえぬ思い出藤間遊子

「遣唐使は難波津より出発した。私達も船でまいりましょう」
訪中団の総合プロデューサー・もづ唱平先生の御考案で、「蘇州号」で上海へと向かった「文化の船」

私は、上海での式典で祝舞を舞うため参加させていただきました。
上海への航路は大変ゆれる事がある。と聞いていましたので、内心ドキドキしておりましたが、天候に恵まれ素晴らしい船旅となりました。上海へむかった48時間は、いろいろな講座がひらかれました。
私も「演歌と日本舞踊」という題目で講演させていただきました。

夜の祝宴で、クリントン大統領から船に届いたお祝い電報も発表され、一段と華やかな宴となりました。
霧のため船がおくれ、結局50時間の船旅となりました。
上海の港がみえた時の感激。遣唐使の方々はいかばかり・・と想像し、
もづ唱平先生のプロデュースの素晴らしさを痛感いたしました。


前夜祭で「連獅子」を、式典では「鶴」を舞わせていただきました。